予防医学振興事業

予防医学振興事業の沿革と広がり

胸部CT検査

予防医学振興事業は、1960年財団設立間もない頃、「移動診療車による健康診断」に始まりました。1972年には、「住友生命総合健診システム(人間ドック)」を開設、今日まで同事業の根幹として継続しております。また、自身の健康管理が疎かになりがちな方々に積極的に受診いただく機会を提供する観点から、1998年から「聴力障がい者無料健診」、2009年から「介護する人への受診優遇」、2019年から「ひとり親家庭世帯者への受診優遇」を導入いたしました。2007年には「地域医療貢献奨励賞」を開始し、地域医療に多大な貢献をされている医師を顕彰しております。

住友生命総合健診システム(人間ドック)

医療面談

健康寿命延伸への意識が高まる中、予防医学の観点から、受診者の生活習慣病の早期発見及び健康管理に注力しました。健診前の保健師、看護師による症状や病歴などの面談、医師による全受診者への健診結果の説明、受診者体験価値向上へ新たな取組を実施いたしました。

新型コロナウイルス感染症拡大により、2月以降、受診者数の減少等の影響が生じました。

2019年度の主な取組事項はつぎのとおりです。

1. 新検査、新機器導入
  • 48種類のアレルゲンを確認できる血液検査及び新たな腫瘍マーカー検査を導入しました。
  • 2種類のレーザー光強度を切り替えることにより、従来の白色光では観察不能であった細かい粘膜表面が観察可能である最新鋭の胃カメラ内視鏡を導入しました。
2. 胃カメラ検査枠の増加
ご要望の多い胃カメラ検査について、平日午後及び土曜日の検査枠を増加しました。
3. 健診予約登録のシステム化
特定の大口団体の健診予約申込をネット化し、健診システムへの予約情報の一括登録の仕組みを構築することで、入力者側の負担軽減と受入側の事務効率化を図りました。
4. 健診待ち時間対策の実施
雑誌等が読めるアプリケーションをインストールしたタブレット端末を一部で導入しました。
聴力障がい者無料健診

聴力障がいのある方を対象に健診を無料で実施しています。手話通訳者のほか施設スタッフも手話による案内を行うとともに、事前説明、健康診断、結果説明と細かに対応を行っています。

「介護する人」「ひとり親家庭世帯者」への総合健診受診の優遇

親や配偶者の介護に携わる人やひとり親家庭の世帯者は、自身の健康管理が疎かになりがちで、本人の健康状態の悪化が家庭に及ぼす影響が深刻となるケースが多いと考えられることから、受診機会の提供に取り組みました。

地域医療貢献奨励賞

地域医療貢献奨励賞
第13回「地域医療貢献奨励賞」表彰式

医療に恵まれないへき地等における医療の確保向上および地域住民の福祉の増進を図るため、地域医療に多大な貢献をされている医師を対象とする「地域医療貢献奨励賞」の顕彰を、2007年度より自治医科大学と協働して実施しています。全国の都道府県から推薦のあった医師の中から毎年6名程度を選出し、表彰するとともに副賞の授与を行っています。