第14回「子どもエコ俳句大賞」表彰式を開催しました

第14回「子どもエコ俳句大賞」表彰式

1月26日(日)に、大阪市此花区の此花会館で第14回「子どもエコ俳句大賞」(認定NPO法人シニア自然大学校と共催)の表彰式を行い、45,255句の中から選ばれた優秀作品106句を表彰しました。会場には受賞の小学生とその家族約360名が参加し、受賞者それぞれを表彰するとともに、プロジェクターも使い、一人ひとりの作品をすべて紹介し、みんなで鑑賞しました。

選者の坪内稔典先生は、「みなさんが詠んだ俳句は、約4万5千句のなかから優秀作品として選ばれました。みなさんの中には、『私の俳句ってそんないいの?』と思っている人がいるかもしれませんが、言葉は本人が思っているのとは違った形で伝わっていくものです。みなさんが簡単につくったと思っていても、他人からは『素敵な句だなあ』と思ってもらえたんです。人間は言葉で感じたり、考えたりします。豊かな人間になるためには、たくさんの言葉を持っていて、それをうまく使えると、きっと楽しい人生が送ることができると思います。家族みんなで俳句を詠んでみたら、きっと楽しいですよ。是非これからも言葉に親しんでください」と話されました。

特選(坪内稔典賞)に入賞した三人の句およびコメントは、次のとおりです。

《低学年の部》
桂正 颯(けいしょう はやて)さん (神戸市 長尾小学校1年)  
「おとうとは せみのぬけがら ぼうにさし」
セミ捕りについて来ていた弟の様子を詠んだ。

《中学年の部》
川見 龍希(かわみ りゅうき)さん (南丹市 八木東小学校3年) 
「あずきまき 二つぶずつを おいていく」
あずきを畑でまいた。それを手伝ったときのことを詠んだ。

《高学年の部》
山本 悠衣(やまもと ゆい)さん (八尾市 安中小学校6年)
「お盆にね じいじの背をね こえたんだ」
仲の良いじいじの背を、夏休みに自分が超えたことに喜びを感じて詠んだ。