
平成2年、いずみホールは大阪城を間近に望むロケーションにクラシック音楽専用ホールとしてオープンしました。客席数821席と室内楽に最適な規模で、その音響の良さは各方面から高く評価されています。
平成22年度、いずみホールは開館20周年を迎え、記念公演を含む年間35の主催公演を開催しました。平成22年4月には記念ガラコンサートを開催し、声楽、ピアノ、邦楽と、各ジャンルの著名演奏家の競演をお楽しみいただきました。同じく4月には、祝祭の機会オペラであるロッシーニ「ランスへの旅」を豪華キャストで再演し大好評を博しました。年間企画としては、生誕200年を迎えたシューマンをシリーズで取り上げ、声楽、ピアノ曲、交響曲と各ジャンルの作品を網羅したプログラムは、いずみホールならではの企画と高い評価を受けました。このほか、いずみシンフォニエッタ大阪による「新・音楽の未来への旅シリーズ」と銘打つ定期演奏会、定番シリーズとなっている「ランチタイム・コンサート」、「バッハ・オルガン作品連続演奏会」、「日本のうた」など、バラエティに富むラインアップで、多様なクラシック音楽ファンのニーズに応えました。
平成22年度は、若年層のクラシック音楽ファンの育成・獲得に向けた取組を強化したことが、特筆事項として挙げられます。主催公演のバルコニー席のうち一定数を若者に無料提供するユースシートの創設は、他に類を見ない画期的な試みと大きな反響がありました。また従来から実施している中学生以下の子どもを対象にした数多くの普及企画も引き続き行いました。